経皮毒ってなに? ~3つの落とし穴~

2019年3月19日(火)

こんにちは~!
今日は『経皮毒』のお話をしたいと思います。

もちろん知っている人も多いと思いますし、「そんなのウソウソ、信じちゃダメ」と言う人も多いようです。どう考えるかはもちろん自由ですので、興味のある方だけ読んでください^^

この内容は長くなるので、2回に分けてお伝えします☆

第一回:『経皮毒ってなに? ~3つの落とし穴~』
第二回:『経皮毒って本当なの? ~経皮毒の真偽を考える~』

 

***

経皮毒とは、皮膚から有害物質を体内に取り入れることを言います。

そもそも体内に物質を入れる経路は、3つあります。

①経口吸収
②経気道吸収(経鼻吸収)
③経皮吸収

①経口は口から、②経気道は鼻・気道からです。③の経皮吸収は、皮膚から。「皮膚からなんて吸収するの?」という人もいるかもしれません。湿布や(呼吸を楽にする)ホクナリンテープ、塗り薬などを思い出してもらえると想像しやすいと思います。皮膚には異物を侵入させないためのバリア機能がありますが、外からの物質(分子が小さいもの)を吸収することが分かります。

 

『経皮毒』で言われている有害物質とは、主に合成化学物質です。「ケミカルなもの」と言われるやつです。

食器用洗剤、洗濯洗剤、柔軟剤、漂白剤、消臭剤、殺虫剤、カビ落とし、シャンプー、トリートメント、ボディクリーム、ハンドクリーム、化粧品、紙おむつ、紙ナプキン、入浴剤、歯磨き粉、などなどに使われています。さらに、それらの容器にも使われていますので、例えば『合成化学物質は一切使用していません』とうたっているものも正確には安全ではありません。

「こうした石油系のもの、合成化学物質が身体に悪いのは知ってるけど・・・皮膚は分子の大きいものを通さないから!」と思うでしょうか?

 

★ここで1つ目の落とし穴!分子が大きくても吸収されることがある?!

確かに皮膚や細胞膜には防御機能があり、分子の小さいものか、脂溶性のものしか通しません。(細胞膜の主要成分はリン脂質をはじめとする脂質で形成されているため)

でもね、その防御機能が破壊されたらどうでしょうか?

合成界面活性剤は天然のそれとは違ってすごく強力。皮脂膜や常在菌などを流し、角質層を破壊します。そして胞膜や細胞のすきまを潜り抜け、異物の侵入を許してしまうのです。。

※そもそも私たちがよく使うものに含まれている合成化学物質は分子が小さい・脂溶性のものが多いのですが、「分子が小さいから危険だ、もっと分子の大きなものをつくろう」と作られたものが、ラウレス硫酸ナトリウム。(ラウリル硫酸ナトリウムはごく小さな分子であったため肌トラブル続出。まぁ分子を大きくしたラウレス硫酸ナトリウムもトラブル続出なのですが。。)

つまりそこそこ分子が大きいものは通常は皮膚を通じて侵入しませんが、皮膚バリアが破壊された場合、分子が大きいものも通ってしまうのです。

市販のハンドクリームなども実は危険で、合成界面活性剤で角質を壊しています(!)。でも塗ったあとツルツルになるのは、そうした成分が含まれているからで、ピターっと肌表面にラップをしているようなものです。つまり、肌本来の機能を元気にするものではありません。。

 

★2つ目の落とし穴!皮膚の吸収率は一律ではありません。

私は皮膚が丈夫だから大丈夫、全然荒れたりしないし~という人もいるかもしれません。でもこれを見て。

~腕の吸収率を1とした場合の各部位の吸収率~

足の裏0.14、手の掌0.83、背中1.7、頭部3.5、脇の下3.7、
おでこ6.0、頬13・0、男性の陰嚢42・0、女性の陰部50.0

これを見ると、粘膜の部分の吸収率が高いことが分かりますね。肛門から座薬をいれるとすぐに効果がでるのは粘膜吸収だから。

つまり、下着、入浴剤、トイレットペーパー、生理用ナプキンなどはより気を付ける必要があります。

下着(服)は洗剤や柔軟剤のカスが付着しているとそれを吸収してしまいます。最近は匂いがきついもの、あえて匂いを残しているものが増えているのですごく危険だなーと個人的に思っています。。(匂いが残っているということは、その分子が付着しているということです)

お風呂の入浴剤もね。市販のもので合成化学物質を使っていないものはほぼないと考えてよいでしょう。

 

<粘膜は吸収率が高い>ということは口の中、鼻の粘膜も同じように気を付けたいところです。

歯磨き粉、口臭を消す液体やガム、うがい薬など。

あとは”匂い”ですね。匂いの元となる分子が鼻の粘膜に届き、体内に吸収されます。
(余談ですが、柔軟剤や洗剤、香水やシャンプーなどの匂いで具合が悪くなってしまう人が最近増えていますね。『香害』と呼ばれていて、病院を受診する人も多いようです)。
※鼻粘膜からの薬物の吸収 は、脂溶性で200~400くらいの分子量、水溶性1000以 上分子量のものを通すと考えられています。消化管などの他の粘膜と比較すると、透過する速度が10倍前後高いそうです。

 

★3つ目の落とし穴!蓄積されることでリスクが増大!

ここまで経皮毒について色々書きましたが、実は私たちが毒素の侵入を許しているのは圧倒的に経口から。つまり口からです。
じゃあそこまで皮膚からの吸収に気を付ける必要はないんじゃない?と思うかもしれませんが・・・これを見てください。

経口吸収した毒素: 10日間で90%排出される

経皮吸収した毒素: 10日間で排出されるのは10%以下(=90%が残留)

口から入ったものは、いくつかの臓器を経由して肝臓で解毒されますが、皮膚から入ったものは、脂肪に溜まりやすいのです。。皮下脂肪だけじゃなくて、脂肪の塊である脳(60%が脂肪)はもちろん、女性は子宮、男性は前立腺に蓄積されやすいと言われています。また、血液の中に入って全身を回ります。

脳に関して言うと、大人よりも怖いのが幼児。脳には本来、血液脳関門というバリアがあるのですが、この血液脳関門は新生児のころには完成されていなくて、3歳ごろに完成されると言われています。胎児のころから有害化学物質がたやすく脳に入ることで脳の神経伝達物質に悪影響を与え、発達障害や自閉症などにも影響があるとも指摘されています。(もちろん大人もアルツハイマーや認知症、神経障害など)

 

***

経皮毒について、ざっと書きましたがどうでしょうか?

昔は少なかった疾患、不調、病気が増えているのはなぜだろう。
アトピーが大人になっても治らないのはなぜだろう。
肌トラブルに悩む人が多いのはなぜだろう。
神経系、子宮系のトラブルがこんなにも多いのはなぜだろう。
こんなにもアレルギーや発達障害の子供が多いのはなぜだろう。

私はそれらを考えた時、合成化学物質のことがまず頭に浮かびます。

もちろんそれだけが原因ではないと思うけど、これだけケミカルなものに囲まれた暮らしをしていることは明らかに原因のひとつだと思うんです。

有害物質の中には、ホルモンに影響を与えるものも多いんです(環境ホルモンですね)。ホルモン様化学物質といって、男性ホルモンや女性ホルモンに似た作用のものも多くあります。そしてこの経皮毒の影響は、親子3代に渡って続く、と言われています。

経皮毒は体外に排出されにくく、そして現代人は日常で何十、何百というケミカルを吸収しています。

「そんな気にしなくても、ちょっとくらい大丈夫でしょ」

はい、それはもう全然大丈夫です。ちょっとくらい大丈夫、だから商品化されています(そもそも日本は基準が甘いですが)。

でも、みんなシャンプーひとつじゃないでしょ。洗濯洗剤も食器洗剤も化粧品も乳液もトイレットペーパーもハンドクリームも・・・あれもこれも合成化学物質が入っているものを使ってるよね。全部でどんだけ?ってね。

 

で、ですね。今回は「経皮毒ってなに?」ということについて書きましたが、実はネットで検索すると「経皮毒はウソ」という情報が上位を占めます。そこで第二回は「経皮毒って本当なの?」という観点で書いてみたいと思います!

第二回はこちら >>『経皮毒って本当なの? ~経皮毒の真偽を考える~』

 

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