菌はこわい? 菌と免疫の関係は…

2015年12月15日(火)

先日、とある公共施設の室内スペースで
椅子に座っていたら
 
こんな出来事がありました。
 
 
そばにいたのは2~3歳くらいの子どもと、お母さん。
 
子どもが
施設に置いてある(共有の)ぬいぐるみや絵本を手にすると
 
 
怒鳴るお母さん。。
 
 
「そんな誰が触ったのか分からないものを触っちゃダメ!!!」
 
 
その後も、怒る怒る。
 
「床に手をつかないの!」
「床についた手でお母さんに触らないで!」
 
 
う~~ん
 
まだ幼稚園に行くか行かないかの、小さな子ども。
 
これは最近だと
 
「納得、私もそうしちゃうわ」という人と
「イヤイヤ やりすぎだろう」という人に
 
分かれるのではないかと思います。
 
 
過度に清潔好きになっている(と思われる)日本人。
 
どこにでも除菌アルコールが置いてあり
除菌グッズに抗菌グッズで溢れ
それを煽るテレビや雑誌。
 
 
除菌・除菌・除菌!
 
 
その反面で、集団食中毒や嘔吐下痢などの症状にかかる人が増えています。
食物アレルギーをもっている子どもの数は、どれだけ増えているでしょうか。
 
 

 
免疫の観点からいうと
 
菌は免疫を高めるのに必要なもの。
 
 
私たちの身体にいる菌はどれくらいか知っていますか?(´?`?)
 
 
肌にいる菌は1兆個、
腸内に棲む菌は100兆個!
 
 
私たちは菌とともに生きているんですよ~。
 
その腸内に棲む菌は、みんな自分で入れてきたもの。
 
 
お母さんの産道を通って出てくるとき
産まれたとき
初めて空気を吸ったとき
おっぱいを飲んだとき
 
 
それから
 
 
指や服を舐めるようになって
オモチャやそこらへんにあるものを舐め
ごはんを食べるようになり
色々な場所の空気を吸い
色々な人と触れ合って
 
 
たくさんの菌が身体の中に入ります。
 
 
そうやって

少しずつ色々な菌を身体に取り入れることで
身体に免疫ができてきます。
 
 
免疫器官のひとつには「腸管」があります。
 
 
腸には身体の1/3もの免疫細胞が集まっているんです!
 
 
腸のお仕事は消化・吸収だけじゃないんですp(・ω・*q)
 
腸の中にあまり多くの種類の菌がいないと
その腸管の免疫系が「こんなやつは知らないぞ!敵だ!」とみなし
抗体(敵と闘うための武器)を作ってしまい
 
その食べ物や病原体などが侵入してきたときに
 
アレルギー反応などが出て身体を守ります。
 
 
たくさんの種類の菌がいると
腸管が「これは前から私の身体にいるものだから大丈夫」とみなして
何の反応も起きません。
 
お腹の弱い人、強い人がいたり
食物アレルギーが多い人、全然ない人がいるのは
 
菌が関係している可能性が高いのです。
 
 
海外に行ったときにお水でお腹を下すのもその一例ですし
 
動物と暮らすのはイイとか
 
「1歳未満の赤ちゃんが
馬糞の匂いを嗅ぐとアレルギーになりにくい」
「免疫が高まる」なども
 
一時話題になりましたよね(^^*)
 
 
なるべく小さいうちから
色々な菌に触れておくことは
丈夫な心と体を作るためにとっても大切なんです♪
 
※アレルギーの原因が腸内細菌だけと言っているわけではないので
誤解なきようお願いしますm(._.)m
 
 
子供の頃から
これは汚い、あれは触るなと育てるのではなく
 
できるだけ寛容な心で
 
子どもを見守ってほしいなと思います(≧▽≦)
 
 
最初は「ひえ~!」と思うこともひとつずつ許していくうちに
親も慣れます!!(v´∀`)ハ(´∀`v)
画像
砂場の砂だって除菌する時代・・・。
私なんて、子どもの頃自分で作った泥団子を口に入れていましたよ。。(母談)
 
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リンパドレナージュサロン&スクール Pierre Blanc
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引用元:菌はこわい? 菌と免疫の関係は…