ホメオスタシスとは?【ホメオスタシスを分かりやすく簡単に説明!】

2018年2月9日(金)

 

こんにちは(*^^*)

ホメオスタシスって聞いたことありますか?

ホメオスタシスは誰もの身体に生まれながらに備わっているシステムで、私たちが健康でいるために欠かせない身体の仕組みです。日本語では『恒常性機能』とか『恒常性維持』なんて言ったりしますが、簡単に言うと同じ状態を保つこと。

私たちは、ホメオスタシスがうまく機能しているからこそ健康に生きることができるのです。

 

じゃあホメオスタシスってなに?

290

薬に頼らない生活をしたい、体質を変えたいという方には知っておくべき大切な機能ですので、今日はホメオスタシスを分かりやすく簡単に説明しますね。^^

 

 ☆目次☆ 
ホメオスタシスとは?【ホメオスタシスを分かりやすく簡単に説明!】
-1.ホメオスタシスがうまく機能するからこそ、健康でいられる!
-2.ホメオスタシスって例えばどんなこと?
-3.ホメオスタシスは自分の意志ではコントロールできない
-4.ホメオスタシスをうまく機能させ、いつまでも健康でいるためには?

ホメオスタシスがうまく機能するからこそ、健康でいられる!

ホメオスタシスは身体が”同じ状態”を保つようにするシステム。

仕事に集中していても歌を歌っているときも、寝ていても気を失っている間でさえ私たちの心臓は一定の鼓動を保ち、一定の回数で呼吸をし、止まることなく血液は流れていますよね。

また、私たちはそこら中にいる数多のウイルスや菌と共存していますが、クシャミや咳で身体への侵入を防ぎ、体内に入っても身体の中の免疫チームが闘ってやっつけます。(ここで闘って負けてしまうと風邪などの発症となりますがほとんどは気づかないうちに自己免疫が働き病原体を処理しています)

簡単にいうと、これがホメオスタシスです。

もし今すぐにでもこれらの機能が止まってしまったら、たちまち生命の危機です(!!!)

ホメオスタシスがうまく機能しているからこそ、私たちは健康でいられるのです。

ホメオスタシスって例えばどんなこと?

では具体的にホメオスタシスの働きを見ていきましょう!^^

 ☆ホメオスタシスの一例☆ 

・体温を一定に保つ。(外気が40度になっても身体は40度にならないですよね。暑いときは汗をかいて調節したり、寒いときには鳥肌や身震いをすることで熱の放出を防ぎます)
・身体の水分が足りなくなったら喉が渇く。多すぎたら汗や排泄を促す。
・呼吸や心拍を一定に保つ。(寝ている間も意識を失っても止まりません)
・体液のph値や浸透圧を一定に保つ。
・血糖値や血圧をコントロールする。(上げたり下げたりして身体の機能がうまく働くように保つ)
・鼻に異物が入ればクシャミや鼻水を出し、外に追い出す。
・ウイルスや菌などの病原体をやっつける。(免疫細胞を増減させたり、熱を出して病原体の動きを弱める)
・必要に応じてホルモンを分泌する。

fdb2c3a800a271687e59248dbe198fbb_s

なんとなくイメージできたでしょうか?^^

私たちは、どんな時も体温を36度前後に保っておかなければいけません。なぜなら32度とか42度とかになってしまったら、生命活動を維持することができないからです。

また、ウイルスや細菌が体内に侵入してきたときに、身体は熱を出して病原体の動きを弱め、その間に免疫チームはリンパ球や顆粒球を増やします。そうして少しでも効率よく戦って病原体をやっつけ、身体を守るのです。

血圧が上がったり下がったりするのも、身体の機能を一定に保つためです。血流が悪くなったり年を取って血管が弱くなったら、血圧を上げて体の末端まで血液を届けようとします。
高血圧=不健康と思う人も多いようですが、高血圧そのものが悪いわけではなく、血圧が上がるには理由があります。血圧の調整も生命活動を維持するための大切な役割なのです。

 

さて、これらのホメオスタシスの働きには1つの特徴があります。

なにか分かりますか?^^

ホメオスタシスは自分の意志ではコントロールできない

ホメオスタシスは自分の意志ではコントロールできない、ということです。

体温や脈拍の調節も血圧や血糖値の調節も、自分たちではできません。

ホルモンの分泌や免疫システムは分かりやすいですが、たとえば水分調節などは自分でしているように思えるかもしれません。

ですが「ええと、今身体の中の水分量が〇〇Lだから、少し汗や尿で出した方がいいな」などと考えられる人はいないでしょう。意志とは無関係に汗をかき、トイレの回数を増やして水分量を調節しています。「喉が渇いた!」と感じたら水分補給をしますが、このサインをくれるのは水分量を一定に保とうとするホメオスタシスの働きなのです。
(だから年を取るとこの機能も衰えて、喉の渇きや暑さ寒さに鈍くなり、脱水症状が起きやすくなりますね)

私たちが寝ていても、疲れて考えることができなくても生命を維持することができるのは、ホメオスタシスによって身体の機能が一定に保たれているからなのです。

baby-1151351_640

ホメオスタシスをうまく機能させ、いつまでも健康でいるためには?

ホメオスタシスは神経系(自律神経)、内分泌系(ホルモンなど)、免疫系(リンパなど)のシステムが互いに連携し、調節し合って成り立っています。

ですからホメオスタシスをちゃんと機能させ、年を取っても健康を保つためには自律神経、内分泌系、免疫系の3本柱のシステムをうまく機能させることが大切です。

 

じゃあ”健康”ってなんだろう?

yin-and-yang-1947878_640

健康とは、身体が様々な反応をしながら自分の力で元の状態に戻り、その状態を保てること。不快な症状が出ないことではない、と私は考えます。

痛みや湿疹が出たり、熱が出たり、下痢や嘔吐をしたり、一見不快に思える症状は身体が元に戻ろうとする”反応”であり、健康を保とうとするための症状なのかもしれません。私たちはもちろん無菌状態ではなく外部の様々な変化や刺激に影響を受け、老化という変化にも対応しながら生きています。ですからどこかしら悪くなる(反応する)のは当然のことで、そのたびに身体が元の状態に戻ろうとするのも自然な働きです。その”元に戻ろうとする力”を薬で抑えつけて、症状を一時的に消すことはホメオスタシスの機能を衰え鈍らせることに他なりません。

自分の力では元の健康な状態に戻れないとき。
もしかしたら、ホメオスタシスがうまく働いていないのかもしれません。

神経系(自律神経)、内分泌系、免疫系生活習慣やストレス、薬や化学物質などの影響を大きく受けます。

ライフスタイルを見直し、ストレスをあまり感じないようなマインド(考え方)に変えていきましょう。

それから自分の持ってる身体の力を信じて、安易に薬に頼らないこと。
自分の力だけでは回復が難しいとき、身体の力を邪魔せず助けてくれるものを用意しておくこと。ハーブや精油、食物など自然のもの、足つぼ、マッサージ、吸玉、お灸などの自然療法は薬に比べて作用こそ穏やかで時間がかかるものもありますが秘めたるパワーを持っています。

身体は変わります!(*^^*)

年齢を重ねても、いつまでも健康で毎日を楽しみながら暮らしていくために。
今までよりもちょっと多く身体の声に耳を傾けて、あなたが今できることを少しずつやっていきましょう!

 

以上、ホメオスタシスを分かりやすく簡単に説明、でした!^^

※2015年6月13日に投稿した記事に加筆修正しています。今後も定期的にアップデートしていきます。^^

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

いつもブログをお読みいただきありがとうございます^^

208857
深層リンパドレナージュサロン&スクールPierreBlanc
心とからだのセラピスト 白石かおり

– – – 健康のキホン!まずはここから – – – – – – – – –
>>【まとめ】心も身体も健康であるために
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
>>スクール実技レッスン【モデル募集中】
>>施術風景・動画はこちら

flugブログ更新情報+α!アメブロはこちら ⇒https://ameblo.jp/pierreblanc/

気軽にフォローしてね
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
インスタ深層リンパドレナージュサロン&スクールPierreBlanc      Twitter深層リンパドレナージュサロン&スクールPierreBlanc      line@深層リンパドレナージュサロン&スクールPierreBlanc
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
Twitter:【健康ワンポイント】毎日配信中ひらめき電球
Line@:【子育て健康情報】配信中ひらめき電球